【レバノン】日替わりランチが楽しめる老舗菓子店

最終更新: 9月21日


どこで何を食べてもおいしいレバノン。

このあたりの料理は、ひとまとめに「アラブ料理」と呼ばれることが多いですが、当然のことながらそれぞれの国や地域によってかなり異なることも多いのです。

そんなアラブ料理の中でもレバノンは一番の美食の国としても有名で、それぞれの国で美味しいものがあると知りながらも、レバノンに来るたびに、ああ、やっぱりレバノン料理が一番だな、と思うのです。


レバノンにはシリアに住み始めた約11年前から何度も訪れており、お気に入りのお店も行くたびに増えていくのですが、その中でも私が一番だと思っているお店が「Hallab」というお店。

ベイルートなど、レバノン内に数店舗支店がありますが、本店はレバノン北部の町トリポリにあります。


このお店は1881年に創業した菓子屋で、現在はアラブ菓子、洋菓子、アイスクリームなどの製菓以外にもケータリングや結婚式などのパーティーやイベントを請け負うなど、幅広い事業を行っているようです。


私がこのお店を贔屓にしているのは、お菓子もおいしいのは当然のこと、毎日12時から夕方5時まで、日替わりのランチが楽しめるからなのです。

日本では格安のランチはもはや当たり前ですが、アラブ・中東地域ではあまり一般的ではありません。

美味しいレバノン料理が日替わりで楽しめる。このお店がなくともトリポリは非常に魅力的な町で、レバノンを訪れた際は必ず足を運ぶほどですが、ここ数年はもはやこのお店のランチを目的にトリポリに向かっていると言ってもよいくらい大好きなお店なのです。


日替わりランチは毎日3~4種類あり、肉や魚などボリュームがあるメニュー、チキンなどの比較的軽めのもの、野菜だけのメニューと、バランスよく組まれています。

これらのメイン料理にジュース、サラダ、ホンモス、パン、ピクルス&ハーブと食後のフルーツがセットになっています。メインの料理だけを注文することもできますよ。


ピクルス&ハーブのプレート。レバノンなどは、安めの食堂でもこのプレートが出てくることが多いです。フレッシュなハーブをむしゃむしゃ、ピリリと辛いラディッシュや唐辛子。病みつきになります。


おなじみのホンモスは、なめらかでクリーミー。


ジュースはオレンジなど定番ものもありますが、せっかくなのでジャッラーブを。

ジャッラーブは水に浸けた干しブドウなどが原料の飲み物。バラ水で香りづけされており、独特の風味があります。


これらをつまんでいると、メインの料理がやってきます。

ムジャッダラとファットゥーシュ

ムジャッダラはレンズマメとお米またはブルグルの料理。お肉を使わず、スパイスもほとんど使わない素朴な料理だけど結構おなかにたまります。甘い玉ねぎがおいしい。


ワラク・イナブはブドウの葉でご飯などを巻いた料理。

ラム肉と腸詰もついています。

アラブ・中東地域では定番ですね。レバノンはレモンを効かせているのが特徴かな。

ラム肉の独特の脂の香りと酸味がマッチして、パクパク食べられます。


ある日は、サイヤーディーヤ・サマク。

お米と魚の料理です。

ふっくらした白身と、玉ねぎをしっかり炒めた茶色いごはん。

カリカリのナッツがたっぷりで、意外とボリュームがあります。


別の日はモロヘイヤ。レバノンはシリアの煮浸し風エジプトのスープ風の両方を食べます。このお店はエジプト風。と言ってもエジプトよりも濃度があり、シチューのようです。


クッベ・マシュウィーとムタッバル

クッベはバリエーションが豊富ですが、こちらは炭で焼いたクッベ。

ブルグルとひき肉の生地に、中にはクルミや羊の脂などが入っています。

ムタッバルはこちらもアラブ料理の定番で、焼きナスとタヒーナのペースト。エジプトなどではババガンヌーグ(ババガンヌージュ)と呼ばれます。


メイン料理が食べ終わったころに、季節の果物の登場。

この日はびわでした。

クラッシュアイスが添えられて、ひんやり冷たくおいしい。


ランチは2階で食べられます。

天井が高く、ゆったりとしたレイアウトで心地よい。

一見身構えてしまいそうですが、ご心配なく。

家族連れや一人客なども多く、気軽に入れます。


喫茶スペースの1階ではコーヒーとお菓子を。

バクラワなどのアラブ菓子や洋菓子、ペストリーなどもおいしいですが、日持ちのしない生菓子がおすすめ。

ハラーワート・ジュブンや熱々のクナーファをカアクというパンに挟んだデザート…。

おなかがいっぱいなのに、まだまだ目移りしてしまいます。










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