ラマダーン最後のイフタールは高級ホテルでのんびりと

最終更新: 5日前


約1カ月続いたラマダーンも、あっという間に終わってしまいました。

私はイスラム教徒ではないので日中の断食はしませんが、イフタールを食べに出かけよう!などと、いいとこ取りの発想が沸いてくるのです。

お気に入りのレストランに行くのもいいですが、気になっていたお店や、イフタールセットやビュッフェがあるところを狙って行くのも楽しい。

というわけで、こんな時にこそ、ええいっと高級ホテルのレストランで優雅にイフタールはどうでしょう。

やってきたのは「インターコンチネンタル シティースターズ カイロ」。

シティースターズとはカイロ空港にも近いヘリオポリスにある大型ショッピングモール。最近はあちこちに大型モールが登場しているカイロですが、未だに客足が衰えない人気スポットです(かつてあった大型スーパーは現在閉鎖中です)。

そのモールに隣接しているのが、このインターコンチネンタルホテル。

ビジネス客が多いようですが、空港に近く、モールに隣接しているので観光客でも何かと便利そう。

イフタールにやってきたのは、エジプト料理の「Al Khal」。

イフタールはセットのみで、こんな素敵なメニューがありました。

内容はというと…。

・ラマダーンジュース(アマル・ディーン、タマリンド、ハイビスカス)

・デーツ、ドライフルーツ

・パン

・ハリーラスープ

・野菜サラダ

ブサーラ

ババガンヌーグ

・タヒーナ

・エビのモロヘイヤ

・ロアーッ

・マハシー

・ムサカ

・ライス

・仔牛のケバーブハッラ

・ミックスグリル

ライスプリン

以上です。も、盛りだくさん。

席に案内されるや否や、どどどーっと料理が運ばれ、あっという間にテーブルがいっぱいに。

ソラマメとハーブのペースト「ブサーラ」は、他のどこよりもジューシー。主な材料が豆なので、ちょっとぼってっとしがちですが、これはなんか瑞々しい。

「ロアーッ(ラカーク)」は、重ねた生地にひき肉をはさんでオーブンで焼いた料理。似た料理に「グッラーシュ」がありますが、ロアーッはチキンなどのだし汁をかけてオーブンに入れるので、ちょっと重たくなります。でもでも、このロアーッはそこまで重くなく、でも、独特のしっとり感は健在で非常においしい。

エジプト料理の定番「モロヘイヤ」はエビ入りでちょっと贅沢。

ちなみに日本語などでは「モロヘイヤスープ」と呼ばれることがありますが、モロヘイヤはスープではありません。いや、スープっぽいのですが、あくまでもメインです。

こちらもエジプト料理の定番「ムサカ」。表面にチーズをのせてこんがりと焼いてあります。中身はひき肉とナス。ナスが油にまみれていなくて(それもおいしいのですが…)、パクパク食べられる。

そして、今回一番感動したのはこちら「仔牛のケバーブハッラ」。ケバブハッラはお鍋のケバーブという意味で、ほろほろお肉がおいしい煮込み料理です。

このケバーブハッラは、甘めの味付けが肉じゃがのよう。うむ、でも後味がかすかに、本当にかすかに、スッとするカルダモンのような風味。エジプト料理で使われるスパイスはクミンがダントツなのですが、この料理にはクミンどころか、スパイスに頼っていない、素朴な、でも上品な不思議な佇まいなのです。

あれこれうんちくをたれていると、ぎゃっ!

ミックスグリルの登場です。忘れていた。

下に炭があるので、最後まで熱々。

写真では見えませんが、ラムチョップ、コフタ、チキンがあります。

ラムチョップが柔らかでおいしい。

ふーふー、一息ついたら、デザートです。

ミルクプリンの「ルッズ・ビ・ラバン」は滑らかな口当たりで満腹でもぺろりといけます。

今が旬のスイカとメロン。戦闘態勢で食べ続けた戦いも、ようやく終幕です。

当然食べきれませんが、お持ち帰りができますよ!

翌日もおいしくいただきました。

で、お会計は、ひとり400ポンド(約2400円)。これにお水などの飲み物や税金、サービス料がかかります。

エジプトの物価を考えればかなり高額ですが、高級ホテルのレストランでの食事、しかもこの量を考えれば、なかなかお得なのでは、と思います(と言いながら、頻繁には来れませんが)。

もちろん味も大満足。素材がよいのかな、シンプルな味付けで、美味しさを脂に頼っておらず、好印象。また食べたいな。

食後はレストランの前のプールサイドでのんびりコーヒーや水タバコを楽しむのもよし。

隣のモールでぶらぶらお買い物もよし。

夜11時を過ぎても続々とモールにお客さんがやってきます。

秋の夜長、ならぬ、ラマダーンの美しい夜。


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