エジプトはカイロ東部のナセルシティーにはアズハル大学でイスラームを学ぶ東南アジア出身の学生が多く暮らしています。
この地域には彼ら御用達の東南アジア食堂が何軒も点在しており、安く手軽にアジア料理が食べたいときには重宝するのです。
その中でも比較的大きな食堂がこちら。

「Nur Malaysia Cafe & Restaurant 」。マレーシア料理の食堂です。
何でもこのお店は、教育や旅行関連の事業を手がける企業が運営しているようで、外国で学ぶマレーシア人のために各地にレストランを出店しているのだそう。
カイロ以外にも、本国マレーシア、ドバイ、マンチェスター、イスタンブールなどにも支店があるとのこと。
とは言っても、チェーン店のようにしっかり管理されているという風ではなく、気軽な雰囲気で食事が楽しめます。
この地域には他にもいくつもの食堂があるのですが、このお店の特徴はカフェとしても利用しやすいことではないでしょうか。

時期的な理由もあると思いますが(大学は現在試験中)、ノートやパソコンを広げ、勉強している人が多い。

ドリンクメニューが充実しており、テーブルも広く、電源も各テーブルで使える配置なので、ついつい長居してしまいます。
東南アジア独特の飲み物が多いので楽しー。
もちろん食事メニューも充実していますよ。
麺、ごはん物、炒め物、カレー類などなど、基本的には一人前ずつの分量なので、注文しやすい。

この日食べたのは、魚のカレー。サバがごろんと入っていました。
さらっとしたスープはココナッツミルク入りとのことですが、全くくどくなく、ショウガやレモングラスの風味が爽やかです。

濃いめに煮出したアイスミルクティーが、複雑な辛さのカレーによく合います。

持ち帰りももちろん大丈夫。
ナシゴレンにフライドチキン、さらっとした酸味のあるスープもセットになっていました。

レモンジュースは甘さ、酸っぱさ共に控えめで、ごくごく飲めます。ポカリみたい。
エジプト人はかなり食に対して保守的なこともあり、このような庶民的アジア、中華のお店は、基本的にはエジプト人のお客は少ないです。
そんな中で、ちょっと緊張気味のエジプト人のお客を見ると、「思う存分アウェイを味わうがよい」と思わずにはいられません。私もアウェイですが。
お店の人によると、ラマダーン中は午後4時からのオープン、ラマダーンブッフェと、セットミールがあるとのこと。
マレーシア料理でイフタール。また行かなくちゃ。
住所→42, Zaker Hussien Street, 7th District, Nasr City, Cairo