ほうれん草のパイ「ファターイル・サバーニフ」

最終更新: 4月10日


朝食や、ちょっと小腹が空いたときなど、シリアに住んでいたときには「ファターイル」屋さんによく立ち寄ったものです。ちょっと小ぶりでつまみやすいファターイルは、確か当時ひとつ10ポンド(20円)程で、シャワルマを食べるほどではない、なんてとき、ありがたい存在でした。

「ファターイル」はパイと訳されることが多いようですが、どちらかと言えばおかずパンのようなもの。歯触りが軽めのパン生地に、チーズや挽肉などが入っています。

数あるファターイルの中でも、私が最も好きで、シリアを感じるのは、なんと言ってもほうれん草のファターイル。ちょっと酸味のある味付けで、いくらでも食べられてしまうのです。お約束の三角型もなんだかかわいいです。

ちなみにエジプトは「フティール」といって、同じくパイと訳されるものがあります(アラビア語が解る方向けですが、同じ語根ですね!)。こちらは薄くのばした生地と油脂を折りたたみ焼いたもので、ちょっと重く、シリアのファターイルとは趣が異なります。

材料

~生地~

中力粉     200g

ドライイースト 3g(小さじ3分の1強)

油       35g

砂糖      小さじ1

塩       小さじ4分の1

ぬるま湯    80g

~ほうれん草の詰め物~

ほうれん草…400g 

玉ねぎ…100g(2分の1個)

スンマーク大さじ1

ドライコリアンダーシード…大さじ0.5

オリーブオイル…大さじ1

ザクロシロップ大さじ2

レモン汁…大さじ1 (クエン酸小さじ0.25程度でも可)


※追記

生のほうれん草を使う場合のレシピを見直しました。

ほうれん草…200g 

玉ねぎ…65g

スンマーク小さじ1強

ドライコリアンダーシード…小さじ0.5強

オリーブオイル…10㏄

ザクロシロップ…20㏄

レモン汁…大さじ1


作り方

①生地の材料をよく混ぜ、滑らかになるまでよく捏ねる。蓋をして温かい場所に1時間ほど置く。

②ほうれん草をよく洗い、細かいざく切りにする。塩をまぶし数分おき、出てきた水分をよく絞る。

③玉ねぎをみじん切りにし、ほうれん草に加える。塩をまぶし数分おき、更に水分をよく絞る。

④詰め物の調味料を加え、よく混ぜる。

⑤生地を適量取り、麺棒で1㎜ぐらいに延ばす。丸形で抜き、ほうれん草をのせ、ブーケの様に指でつまみ、残りの辺を閉じる。

⑥溶き卵を表面に塗り、180度に予熱したオーブンで20分程、色づくまで焼く。

今回は直径6.5㎝のコップを使って型抜きをしました。これは2口ぐらいで食べられるミニサイズになります。大きさはお好みで。

三角形にする以外に、渦巻きにしてもおもしろいです。

長方形に延ばした生地にほうれん草をのせ、細巻きのように巻き、更にぐるっと渦巻き状に巻きます。

今回は冷凍のほうれん草を使いました。

生のほうれん草を使う場合は、上記の手順②の塩もみの他、洗って水気が残っているほうれん草を鍋に入れ、蓋をしてしんなりするまで火にかける方法もあります。

甘酸っぱいほうれん草がぎっしり!

#ほうれん草 #ザクロシロップ #パイ

​おすすめ記事

© 2016 アラブでお菓子のハナシ、ゴハンの時間