エジプトの家庭料理に「コフタ・ルッズ」があります。直訳するとお米のコフタ。
炭火の香りが充満するケバブギーで出されるぶりっとしたコフタとは違い、ちょっとモチッと柔らかく、子供が大好きな食感です。
ハーブをふんだんに練り込み、どことなく軽やか。シンプルなトマトソースで煮込んでいただきます。
本来はラクダの肉で作りますが、もちろん牛肉でも。
エジプトではお肉屋さんに肉以外の材料を持ち込み、肉と一緒に挽いてくれるお店もあります(肉以外の材料の用意があるお店もあります)。
冷凍、冷蔵共に、揚げる前のコフタも売っていますが、フードプロセッサーがあれば意外と簡単にできますよ。
材料
牛ひき肉 …250g
米 … 250g
ディル …20g
パセリ …20g
パクチー … 20g
ニンニク …2かけ
玉ねぎ … 100g
クミン …小さじ 1
こしょう
塩 … 小さじ 1
~ソース~
トマト …500g
ニンニク … 2 かけ
トマトペースト …大さじ 1
クミン … 小さじ 0.5
塩
こしょう
油
作り方
① 米は洗い水に 1 時間浸ける。ざるにあけ、水気をしっかり切る。
② フードプロセッサーに米を入れて回す。細かくなったら、玉ねぎ、ニンニク、香草、クミン、塩、こしょうを入れて更 に回す。
③ ひき肉を加え、なめらかなペースト状になるまで回す。ボールに出し、細長く成形する。
④ 揚げ油を中温に熱し、成形したコフタを濃いきつね色になるまで揚げる。
⑤ ソースを作る。トマトはへたを取り、ミキサーでジュースにする。
⑥ 鍋に油とみじん切りにしたニンニクを入れ、ゆっくり加熱する。いい香りがしてきたらトマトペーストを加え 軽く炒める。トマトジュース、クミン、塩を加え、弱火~中火で時々混ぜながら煮詰める。
⑦ 鍋底が見えるぐらいになったら、水 500cc を加え、沸騰させる。
⑧ 揚げたコフタをソースに加え、10~15 分煮込む。
コフタを揚げる際は、表面がしっかり固まり、色がつけばOK。あとで煮込むので、中まで火を通す必要はありません。
最後にトマトソースで煮込むと、ソースの水分をコフタが吸い、若干膨らみます。
今回はコフタ、ソース共にスパイスはクミンを使いましたが、その他、ドライコリアンダーシード、シナモン、カルダモン、ドライミントなどを加えてもよいです。
クミン+好きなスパイスで作れますよ。
お米をふんだんに使った料理ですが、炊いたご飯にかけて食べます。
もちろんパンでも。私はクスクスにかけるのが好きです。