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【ジョージア】カヘティ地方でワイナリー巡り

更新日:2022年3月8日


ジョージア第二の都市クタイシを早朝に出発し、首都トビリシを目差します。

トビリシでレンタカーを借り、カヘティ地方をまわる予定。

カヘティー地方はワインの産地としてジョージアの中でも特に有名で、様々な規模のワイナリーが無数と言ってもよいほど点在しいます。

4年前はカヘティー地方の中心「テラヴィ」に泊まり、そこからタクシーを借りて4,5軒のワイナリーの見学をして、ホテルが併設されているワイナリーにも1泊したっけ。

泊まったワイナリー→Chateau Eniseli

ちなみに、テラヴィで泊まったお宅も自家製ワインを作っていました。

基本的にワイナリーは山奥の辺鄙な場所にはなく、幹線道路沿いなど便利な場所にある場合が多いように思います。人里離れた場所だと労働者が集まらなかったり、出荷などが困難になるからでしょうか。

便利な場所とは言うものの、公共交通機関で巡るというのはほぼ不可能。

というわけで、今回はレンタカーでまわることにしました。運転者は途中飲めませんが。

クタイシからトビリシへ向かう途中、一度休憩がありました。

簡単なカフェと売店、そしてパン屋さん。

小屋にはかわいらしい絵が。

こんにちは、と中をのぞくと、おばちゃんが作業中でした。その脇には大きな窯。

ジョージアは都会の真ん中のパン屋さんにもこのような昔ながらの窯があるのです。

そんな窯で焼かれたパン。むちっと食べ応えがあり、実においしい。

本日の宿はHotel & Wine Cellar ARGE

テラヴィから車で10分程の場所にあります。

広々としたかわいらしい庭と、こざっぱりとした客室。

レストランの食事もおいしいのです。

ジョージアのワインは地中に穴を掘り、クヴェヴリという素焼きの壺を埋め、その中で発酵させて作ります。

皮や種なども一緒に発酵させるため、欧米式のワインよりもどっしりと重い味わいが特徴。

そして、赤、白の他にももう一種類「アンバー」という種類のワインがあるのです。

アンバーは、オレンジワインとも呼ばれるようで、その名の通り少しオレンジがかった琥珀色。白ワインにしては深みのある渋みと、ほんのりとした甘み。ゆっくり味わいたいワインです。

発酵途中のブドウを漉す作業。

新鮮なアルコール、というのも変な表現ですが、そんな香り。

目に見えるほどブクブク発酵しています。

普段はガラスのふたで覆われていますが、そのふた越しでも発酵のブクブクという音が聞こえるほどです。

伝統的な道具はなんか楽しい。

これは収穫したブドウを入れて、足で踏むための道具。

今は使っていないそうですが。

最近は多くのワイナリーで、ジョージア製法、欧州製法、両方作っているところが多いのだとか。

飲み比べも楽しいですね。

宿の屋上からはワイン畑が見下ろせます。

空気がきれいで、静か。おいしいワインと食事を堪能して、すぐ眠れる。

ワイナリーホテル、結構はまります。

次の日は近場のワイナリーを見学。

「Shumi Winery Kakheti」はこの辺りでもかなり大規模なワイナリーです。

入り口で見学料を払うとガイドさんが一緒にまわってくれます。

最後は試飲。

こちらもジョージア製法、欧州製法、両方作っていました。

車は幹線道路を東に進み、ムクザニ方面を目差します。

ムクザニは地名ですが、サペラヴィ種の辛口の赤ワインが有名。この辺にもいいワイナリーがあるはず。

ついでに昼食も食べられるところは、っと。

「Velistsikhe Veranda Wine Cellar」は町外れにある中規模のワイナリー。

(ジョージアでは比較的大きいところをワイナリー、小規模だとワインセラーと呼ぶらしい)

高校生ぐらいの英語が堪能な女の子が、中を案内してくれました。

そして、食事。メニューなんてなく、その日にできる物を出すスタイルのようです。

ワインはコップになみなみと。ほんのちょっぴり炭酸のような、ピリッとする風味。かなり若いワインのようですが、渋みの効いたどっしりさは健在です。

前菜はジョージア料理の定番、ナスとクルミのペーストの「Badridzhani Nigvsit」。

濃厚なクルミペーストとちょっと油っこくじゅんわり柔らかなナスがよく合うんです。

具だくさんスープは「Chakapuli」だったかな。

ハーブが盛りだくさんで、すっきりした味わい、お肉はホロホロ、ジョージアでこういうスープは間違いないなくおいしい。

メインはもちろん豚バーベキュー。ガリガリ骨付きの部分と、ヒレの部分のような柔らかで繊細な食感の部分。まわりはかりっとスモーキーな風味です。

焼き場では注文ごとに火を起こしていました。

近所のおばあちゃん。

おばちゃんたちがテキパキ働くワイナリーでしたが、焼き場は男の仕事。

落ち着いた炭でじっくり焼きます。あ~いい香り。

ワイナリー巡り、とは言ったものの、肝心のワインの写真がなく、申し訳ない。

ムクザニワインもネットで買えるみたい


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