【チェコ】極寒のマーケットでベトナムとウズベキスタンとソーセージ

最終更新: 9月21日


初めての土地でも、いつもの土地でも、そこに暮らす人々が利用するマーケットは、普段の暮らしが垣間見れて楽しいものです。

季節の野菜や果物を眺めてはその国の食卓をあれこれ想像したり、手軽なスナックをつまんだり…。極寒のプラハでマーケット巡りの始まりです。

一つ目は旧市街やユダヤ人地区などの中心地から北東、ブルタバ川を渡った7区にある「Pražská tržnice。プラハ市場です。

ここは1895年に屠殺場として誕生したそうです。

現在は小売店、スーパー、ディスカウントショップなどもある総合的な常設市場になっています。

市場の門を入ると、中国製と思われる安価な服、靴、かばん、雑貨などが。あ、ちょっと来るところ間違えたかな、ぐるっと一周して帰ろう、なんて思っていたのですが…。

店員さんはベトナム人かな、アジア人が圧倒的に多かったです。

現在のチェコは絶対に移民を受け入れんっ!というイメージが強いですが、共産主義時代には同じ政策を取っていたベトナムから多くの労働者を受け入れたのだとか。

2013年にはチェコ政府は在チェコベトナム人を少数民族に認定するなど、両国との関係は深いようです。

市場内をぐんぐん歩いて行くと、左手に野菜市場があります。

屋内なので、寒い冬でもゆっくりみて回れます。

閉まっているブースが4分の一ぐらい、お客さんも多くなく大繁盛という雰囲気ではなですが、ぴかぴかの野菜や果物はみているだけで楽しい。

ジャガイモやビーツなどの根菜や、

ぎゅっと身が締まったキャベツ、

スープに使うのかな、野菜ミックスはあちこちで見かけました。

と、うろうろしていると、ウズベキスタン、サモサ~、なんてかけ声が。

濃いめの味付けの牛肉が入ったパイ「サモサ」が人気のウズベキスタン料理のお店です。ちょっと油っぽい生地がぎっしりした牛ミンチに合う、異国っぽい味。

おなじみ「バクラワ」や、

チェコのお菓子やパンによく使われるケシの実が入ったパイもありました。

そういえば、アラブ菓子でおなじみの「マアムール」はウズベキスタンでも「マアムール」なんですって!

お店の方はアラビア語がほんのちょっと喋れました。イスラーム教徒なのでしょうね。私がアラビア語を話すと、とっても驚いておられました。

市場の中には食堂がたくさんあるのですが、ほとんどがベトナム・アジア料理屋さんでした。この市場に限らずチェコ(プラハとブルノしか行っていませんが)にはこの類いのお店が探さなくともあるので、何かと助かります。

しかもどこのお店もバーンと写真付きメニュー。

駐車場まで続く通りは閑散としていましたが、独特の建物がいい雰囲気です。

ワインショップやお肉、チーズなどを扱うお店など、お店に入るとそこそこ人がいるのですが、いかんせん寒すぎて外は人通りがまばら。

夏はもっと賑わうのかな。

2つめのマーケットは「BLEŠÍ TRHY Praha」。週末のみのフリーマーケットです。

確か2年前の同じ時期にプラハに来たときは違う場所だったような。どうやら、2016年に今の場所に移転したそうです。

入り口で20コルナ(100円程度)を払います。

長細い敷地にずらーっとブースが並んでいます。食器、家具、雑貨はもちろん、安売り用っぽい食料品なんかもあります。

お目当ては食器や調理道具。ほとんどがらくたの中から、掘り出して掘り出して。

旧ソ連や東ドイツ製の製品は、現代では見かけないようなデザインに加えて、耐久性があり使いやすい。うちにある食器はほとんどフリーマーケットやリサイクルショップで購入したものなんです。

チェコといえばビール。ビールと言えばビアマグ。実際はグラスで飲むことが圧倒的に多いですが、デザインがかわいいのでお土産に欲しくなります。

普通に買うと結構いいお値段ですが、フリーマーケットだと安く手に入りますよ。

ブリッとしたソーセージで暖まりましょう。

雪がちらつく極寒の野外ではふはふ食べるソーセージはなんともおいしい。

たっぷりのマスタードをつけて、パンをかじりながら。熱々の肉汁がしっかりした皮を噛んだ時にビヨっと飛び出します。さすがにビールは寒すぎて飲めませんでしたが、チェコ人のおじさんたちは結構飲んでいました。

手作り豚製品いろいろ。段ボールにそのまま入れて好きな部分を量り売り。この気楽さがいいなぁ。

インスタ映えしそうなお漬け物もありましたよ。チェコのピクルスはとってもまろやかでおいしいんです。

ヨーロッパでフリーマーケットというと、ロンドンやパリ辺りが有名なのかな。結構おしゃれにやっていて、品物や食べ物なども面白いのですが、ちょっと値段が高いなぁ、なんて思うこともしばしば。もちろん物価そのものが高いので仕方がないのですが。

チェコのフリーマーケットはおしゃれとはほど遠く、おじさん率が高く、でも安い。食べ物はソーセージぐらいで、コーヒーを頼めば薄いどくだみ茶のよう。なんちゃらパエリアとか、レインボーなんとかかんとか、みたいなおしゃれさは一切ナシ。

おじさんがガラガラを引いて、一人でやって来る、そして家に帰ったら奥さんに、またそんなもの買って!と小言を言われる(想像ですが…)。そういう雰囲気のフリーマーケットが好きだなぁ、と思うのでした。


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