【レシピ】レバノンのターメリックケーキ「スフーフ」
- 11 分前
- 読了時間: 4分

アラブのお菓子と言えば、ナッツやシロップがたっぷりのバクラワなどが思い浮かびますが、日常生活で好まれるのは、シンプルな焼き菓子。家庭で買い置きするのは、ボソッとしたビスケットや、トレイに流しいれて焼くケーキなどです。この「スフーフ」もそんな気軽なお菓子のひとつで、特にレバノンでよく見かけます。
スフーフは、ターメリックとセモリナを使ったケーキで、伝統的には卵やバターなど、動物性の材料は使わないことが多いです。そのため、キリスト教徒の断食期間中にも好まれて食べられています。
もっとも、後述しますが、動物性の材料を使うレシピも一般的で、それらを使ったからと言ってスフーフではない、というわけではありません。また、キリスト教徒の断食期間中のお菓子、ということでもありません。
レバノンでは、町のお菓子屋さんで量り売りで見かけます。

値段は1キロ単位ですが(お菓子や、野菜、肉など、一般的な値段の表示方法です)、好きな量を買えます。とは言え、最小単位は250gぐらいで、一個、とかだとちょっと変な買い方なのでご注意を。もちろん売ってくれる人もいますけどね。
スーパーでは、こんな商品も。

水と油を加えて焼くだけです。 バクラワなどは、家で作るのはかなり大変で、作ったことがない人も多いようですが、こういった焼き菓子は家庭でも気軽に作られます。
市販のスフーフミックスを紹介しておいてなんですが、このお菓子は基本的には混ぜて焼くだけ。
日本人にはカステラのように見えますが、セモリナ粉のおかげで、ちょっと重めの食べ応えになります。
材料 15㎝×15㎝ 又は 直径17㎝
セモリナ粉…75g
薄力粉…75g
グラニュー糖…110g
ターメリック…小さじ3/4(2g)
ベーキングパウダー…小さじ3/4(3g)
植物油…60㎖(48g)
水…110㎖
タヒーナ(白ゴマペースト)白ゴマペースト又は植物油…適量
作り方
① 粉の材料を全て混ぜ合わせる。

② 植物油、水を加え生地がムラなくなめらかになるまでよく混ぜる。
③ オーブントレイにタヒーナ、または油を塗る。生地を流しいれる。

④ 180℃に予熱したオーブンで30分~40分程度焼く。
※ナッツを飾る場合は、オーブンに入れる前に松の実、皮むきアーモンド、カシューナッツをのせます。白ゴマを表面に振りかけてもよいでしょう。
※水を牛乳に、油を溶かしバターに置き換えるレシピも一般的です。
※アニスを加えると、スッとした独特の風味が加わります。ホールでもパウダーでもどちらでもOK。ホールアニスを煮だした水を使うこともあります。
※セモリナ粉については、現在日本で買えるものは大きく分けて2種類あります。このお菓子には細かいタイプのセモリナ粉を使います。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
※作り方③では、タヒーナを塗りますが、特にレバノンやシリア辺りでは、このような焼き菓子(バスブーサなど)で、くっつき防止にこのようにタヒーナを用いることがあります。タヒーナの風味が加わるほどではないので、なければ植物油、バター等でも問題ありません。
※焼き上がりの表面に斑点が出ることがあります。スフーフだけではなく、パウンドケーキなど、一般的な焼き菓子に見られる現象で、正体は溶け残った砂糖です。
見た目が気にならなければ、特に問題はないのですが、これを防ぐには、作り方②で、砂糖が溶け残らないようにするしかありません。
冬場は水道水も冷たく、砂糖が溶けづらいので、ぬるま湯を使うと溶けやすくなります。牛乳を使う場合は、冷蔵庫から出したての冷え冷えの物ではなく、少し温めるとよいでしょう。
ぬるま湯で砂糖を先に溶かし、粉類に加えると確実です。
ダイソーで見つけた紙の方が使い勝手がよかったです。

がばっと型を開いて、取り出しも簡単。
丸型はアラブのお菓子らしさがありますが、このくらいの量だと、きれいな四角形で切り分けられる部分はどうしても少なくなってしまいます。その点、型が四角いと、無駄なく切り分けられます(もちろんレバノン人でも四角い型を使う人も多いです)。
ちなみに、アラブ人は、家庭でも普通はこんな少量では作りません。上記の市販のスフーフミックスは、直径24㎝の型用で、アラビア語でレシピを調べても直径30㎝ぐらいは余裕で作ります。食べきれませんよね…。
表面には焼き色を付けることが多いと思いますが、あまり色を付けずに、きれいな黄色を生かしたい、という人も見かけます。













