【カイロ】スイスイ食べられる!重くないイラク料理


イラクには行った事がないのですが、以前住んでいたシリアや、何度か訪れたことのあるヨルダンなどで、イラク料理を食べたことがあります。

特にシリアではマスクーフという、焼き鯉を食べさせるお店があったっけ。

イラク人が多いシリアやヨルダンと比べて、エジプトにはイラク人はそう多くはありません。それが故、かどうかは一概には言えませんが、カイロにイラク料理店はあまりないのです。

もはやシリア人の町として栄えている「10月6日市」に、イラク料理店がいくつかあのですが、その他の地域だとナセルシティーの第7地区にある「El mzak El iraqe」があります。

「イラクの味わい」と言う意味のこのお店、大きなお店ではありませんが、他では食べられないイラクの味が手軽に楽しめるのです。

このお店で絶対食べるのが「ウージー」。

ごはんに羊がゴロンとのった、豪勢な料理です。

ソースで煮込んだ羊(写真)の他、焼き羊、やチキンもありますよ。

ウージーは、シリアだとごはんを生地に包んで焼いた、かわいらしい料理なのですが、イラクだとこんな豪快な料理になるのですね。

お肉はホロホロ、で旨味がぎゅっ、ぱらぱらお米によく合います。

やっぱり肉は骨付きに限る。骨があると、よい出汁が出るのはもちろん、肉その物にも骨から染み出す旨味が行き渡って、味わいが増すのです。

ごはんものだと、他にはマクルーベやビリヤニもあります。

ここのマクルーベ、さっぱりしていて食べやすい。

そうそう、ここのお店は、ごはんものには「マラク」が付きます。

辞書的にはダシと言う意味ですが、イラクだとトマト煮込みになるみたい。

白インゲン、オクラ、ジャガイモなど、好きな具を選べます。

すこぶるシンプルなトマト煮込み。サラサラとご飯にかけるのが良さそう。

アラブ料理の代表的な前菜の一つ「クッバ」ですが、イラクは種類も豊富。

モースル風クッバは、平たい円盤形。ブルグルの一般的な生地で挽肉を挟んだタイプで、カリッと食べやすい。

お米のクッバ「クッバ・ハラブ」。メニューには単純に米のクッバと書かれていますが、通ぶって「クッバ・ハラブ」と注文すると、店のおじさんがにニヤリとします。

ジャガイモのクッバは、ねっとり甘い生地がめちゃくちゃ美味しい。これも挽肉が入っています。

マハシーだってもちろんイラク風。

ほんのり甘酸っぱいのはザクロシロップ。とろりとした玉ねぎがおいしい。

マシュウィー(焼き物)も忘れてはいけません。

コフタ、チキン、ケバーブ、レバーが入ったミックスを頼んでしまいます。

チキンはちょっぴりカレー風味、レバーは全く臭みなし、餅は餅屋、ならぬ、ケバーブはケバーブギーと思っていますが、ここは別。

スーマークで和えた生玉ねぎや、ジューシーな焼きトマトは箸休めにぴったり。

変った料理だと「タシュリーブ」。

ちぎったパンとトマトベースのソース、お肉を和えた料理で、他の国で言う「ファッタ」ですね。

濃いめのソースを吸ったパンはもっちり。ファッタはちょっと苦手、という人にもオススメです。

肉々しい料理だけではなく、もちろんサラダなどもありますよ。

シンプルな野菜サラダ。これがあなどれない美味しさ。

丁寧に刻んだ野菜に好みでレモンやオリーブオイルをかけて。エジプトの浅漬け状態のサラダとは全く別物です。

飲み物はヨーグルトドリンクを頼むべき。

たっぷりジョッキサイズですが、肉類によく合いますよ。

シリアなどのシャーム地方では、このようにヨーグルトドリンクを食事中に飲むことは極一般的な習慣ですが、エジプトでその習慣はありません。合うのになぁ。

食後はシャーイで。これは普通。

ここのお店、全体的に料理は軽め。

もちろん量はたっぷりで、お肉ずっしりなのですが、脂ぎとぎとではないのです。

なので、スイスイ食べられる。

お店のおじさんは物腰が柔らか、お調子者とは対局にあるような方で親しみやすい。

あんまり教えたくないけど、ここ、オススメです。

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