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【カイロ】むっちりスーダン式クレープ ショウガたっぷりのコーヒーで暖まる

更新日:2022年3月8日


カイロに数軒あるスーダンレストラン。どこも庶民的な食堂の雰囲気で、リーズナブルなお値段でエジプト料理と似て異なる料理を楽しめます。

隠れ家式スーダン料理店もいいけど、もう少し入りやすいお店はないものかと思っていたら、ありました!

繁華街の通りに面した明るいお店「Al Tukol」。

ムハンマド・ファリード沿い、地下鉄ムハンマド・ナギーブ駅から北に歩いて3分程のわかりやすい場所にあります。

メニューはスープ、肉、チキン、魚、煮込み、ファッタなど50種類以上。

その中でも特にスーダンぽい料理「キスラ・タガレイヤ」を注文してみました。

キスラは発酵させた生地を熱した鉄板に薄くのばし、クレープのように焼いたもの。

ふんわりと軽く、しかしながら少しもちっとした食感です。

これにタガレイヤをかけていただきます。

タガレイヤはトマトベースのソースで、挽肉などが入っている場合もあるようです。

一見普通のトマトソースのようですが、ぬるっ、トロンとした、不思議な口当たり。

これは乾燥させて粉末状にしたオクラを加えているのだそう。

むちっとしたキスラに絡んで非常に美味。優しい味ですが、シャッタ(唐辛子)を少し加えると飽きずに食べられます。

もちろんキスラの他に、こちらもスーダン料理の大定番「ゴラーサ」もメニューにありますよ。

食後はコーヒーをいただきましょう。

もちろんジャバナで!

フラスコ型の素焼きポット。スーダンの他エジプト南部やエチオピアなどでも使われています。

ここに煮出したコーヒーを入れ、おちょこに少しずつ注いでいただきます。

冷めないようにこれまたおちょこでふたをしておくとよいそう。

ショウガがかなり効いた熱いコーヒー。冷え込む冬場にはうってつけです。

こざっぱりとした明るいお店。

私が訪れた時はお店の人、お客さん、全員スーダン人でした。

食事をする人、お茶だけの人、気軽に入れる雰囲気で気に入りました!

お店の若い男性もスーダン出身ですが、名前はマスリー。そう、エジプト人という意味です。

このお店の隣はスーダンーエジプトの運送会社のようで、荷物の配送の他、バスも運航しているようです。

私が食事をしていた時も、ちょうどスーダンからのバスが到着し、多くの人が荷物を抱えて降りてきました。

そう言えば、隠れ家式スーダン食堂も運送会社が母体のお店だったような。

食堂兼運送屋、スーダンのビジネススタイルなのでしょうか。

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