シリアのお菓子工場仕込み! クナーファの一口菓子「アッシュルバルバル」

最終更新: 7月13日


アラブ菓子の素材としておなじみのクナーファ。

小麦粉を水で溶いた生地を熱い鉄板の上に垂らしながら作り、できたてはふわふわ柔らかく、滑らかな髪の毛のよう。

この生地にナッツやクリーム、チーズを挟んだりのせたりして様々なお菓子ができあがります。

生地自体に味は付いていないので、焼き上がりにかけるシロップで甘みを加えるのが基本。

クナーファについて詳しく知りたい方はこちら

一口サイズのクナーファのお菓子「アッシュルバルバル(ウッシュルバルバルetc…)」。

アラビア語でアッシュは巣、バルバルはナイチンゲールを意味し、その名のとおり、鳥の巣を思わせる、かわいらしいアラブのお菓子です。

地域によって<すずめの巣>だったり、<大様の王冠>だったりと、名前が変わりますが、ナッツの種類とか、大きさなどにによって呼び分けていることはないようです。

作り方は単純で、クナーファをカップ状に成形し、ナッツを詰め、焼くだけ。

クナーファのお菓子の中でも比較的簡単かなと思います。

シリアのお菓子工場でお手伝いさせてもらって覚えましたよ!

材料

クナーファ…130g

ナッツ …40g (今回はクルミを使用)

植物油または澄ましバター

シロップ …115g

※材料の分量は目安です。トレイの大きさや、指の太さなどで大きく異なります。

~シロップの作り方~

グラニュー糖 2 カップ、水 1 カップを鍋に入れ、火にかけ沸騰したら弱火にして 10 分加熱する。レモン汁 小さじ 2 杯を加え、一煮立ちさせる。好みで花水を小さじ 1 杯加えてもよい。

作り方

① クナーファを親指に巻き付けて、カップ状に成型する。オーブントレイに隙間ができないように並べる。

② くぼみに適当な大きさに割ったナッツを詰める。

③ クナーファが乾いて固くなるまで 3 時間~休ませる。

④ 油または澄ましバターを鍋に入れ、150 度位まで温め、クナーファがほぼ浸かるぐらいまで回しかける。 180 度に予熱したオーブンで全体が色づくまで焼く。

⑤ オーブンから出したらトレイを傾けて油を切り、すぐに冷たいシロップを回しかける。

シロップとクナーファの温度差が大きいほど食感がさくっとしやすいです。

シロップはあらかじめ作ってしっかり冷やし、クナーファをオーブンから出したら手早く作業しましょう。

ちなみに私がお世話になったお菓子工場では常温(むしろぬるいぐらい?)のシロップを使っていたので、冷え冷えのシロップでなくても失敗はないはずですが。

ナッツが油から飛び出ていると焦げやすくなります。

溶かしバターは焦げるので使用しないでください。澄ましバターは風味がよくなりますが、少々高いのが難点。サラダ油などの植物油でも十分おいしくできますよ。

お菓子工場では確かショートニングを使っていました。

ナッツを後から詰める場合もあります。

クリームやヌテッラなどを詰めるのも最近の流行です。

余談ですが、エジプト人はヌテッラ(類似品も含め)が大好きなようで、近年ヌテッラを使ったメニューが増えている気がします。

知人は、ヨーグルトのように瓶からすくって直接食べるほど好きと言っていました。食べ方間違っているよ…。これは極端な例ですが、あのこってりした甘さがエジプト人にどんぴしゃにはまったのかな、なんて思います。

あ、でも世界中の人が好きなのかな。確かにおいしいもんね。

クナーファの端切れは細かくして揚げ物の衣にするとおいしいです。

エビフライやコロッケに…。パン粉よりもざくざくになりますよ。

日本では、クナーファインターネットで買えるようです。


#クルミ #クナーファ

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