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翠玉色に魅せられる、ソラマメのペースト「ブサーラ」

更新日:2023年5月16日


コシャリタアメイヤケバーブマハシー…。エジプト料理と聞いた時に思いつくのは、日本でも有名になりつつあるこれらの料理ではないでしょうか。

コシャリはどこでも気軽に食べられるし、炭火焼きの豪快なケバーブも捨てがたい。

しかしながら、私が好きなエジプト料理は何?と聞かれて、あれこれ思い浮かべる料理の中の一つにこの「ブサーラ」があるのです。

ブサーラとは、乾燥ソラマメとハーブのペースト。きれいな緑色が美しく、すっとしたハーブの香りがどことなく洗練されているのです。

でもなぜかエジプト料理の代表選手にはなりきれない。サンドイッチ屋さんから、ちょっと高級料理店までメニューにはあるけど、なぜか積極的に注文するという気分にはならない。好きなエジプト料理と聞かれて必ず思い浮かべるのに、です。

たまに家で作って食べると、ああ、やっぱり美味しい。エメラルドグリーンもきれいだな~。と思うのですが。

材料

皮むき乾燥ソラマメ …130g

玉ねぎ…40g

オリーブオイル…大さじ 1

水 …400cc

パセリ …15g ★

ディル …15g ★

パクチー…15g ★

塩…小さじ 0.5 ★ ニンニク… 1~2 かけ ◆

ドライコリアンダーシード …小さじ 0.5 ◆

クミン …小さじ 0.25 ◆

オリーブオイル…大さじ 1 ◆

フライドオニオン

作り方

① 皮むき乾燥ソラマメは軽く洗い、たっぷりの水に一晩(8 時間)浸ける。ざるにあけて水を切る。

② 鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎのざく切りをしんなりするまで炒める。ソラマメを加え軽く炒め、水を 加える。沸いてきたら灰汁を取り、蓋をして柔らかくなるまで茹でる。

③ ★の材料を鍋に加え、5 分ほど煮込む。

④ 火を止め、軽く冷ます。フードプロセッサーに移し、滑らかなペーストになるまで撹拌する。

⑤ 鍋に戻し、弱火にかける。ポタージュより若干濃い位の濃度を目安に、固ければ水を足し、緩ければ 煮詰める。

⑥ ◆のニンニクをみじん切りにし、その他の◆の材料と共に小さめのフライパンに入れ、弱火で加熱する。 香りが立ってきたら、⑤の鍋に加える。軽くかき混ぜ、塩味を調製する。

⑦ 皿に盛り付け、常温~冷やして食べる。食べる直前にフライドオニオンをのせる。

香草は好みに応じて加減しましょう。私はディルが多めが好きです。 青ネギを加えても美味しいですよ。

香草を最初から煮込む方法もあります。この場合は若干仕上がりの色がくす んでしまいますが、香草のツブツブが残りにくく、きれいなペーストになりやすいです。

最終的には薄焼きパンですくって食べられるぐらいの濃度になります。 熱い状態では少し緩いかな、というぐらいで丁度よいです。

皮むき乾燥ソラマメはタアメイヤにも使われます。

実はこのブサーラとタアメイヤ、材料はほとんど同じなのですが…。余ったブサーラを揚げてターメイヤにしよう!などという気は絶対に起こさないように。油の中でドロドロ溶けて、悲惨な目に遭います(経験者)。ジャガイモのコロッケのように、衣をつけて揚げれば大丈夫!なはず、です。

日本では、皮むきの乾燥ソラマメは意外と手に入りにくいのかな。こちらで買えるみたいです。


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