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混ぜるだけ!ブルグルとヨーグルトの「キシュケ・ハドラァ」

更新日:2020年9月21日


アラブや中東地域には、「キシュク(キシュケ、キシュカetc…)」と呼ばれるものがあります。

広い地域で食べられており、それぞれの地域によって様々なので、これという定義は難しいのですが、大まかに言うと、乳製品と穀物を発酵させた食材、またはそれを用いた料理のことを指します。


多くの場合、既製品として売られている「キシュク」を利用して料理しますが、それらを使わない、最も簡単なキシュクに「キシュケ・ハドラァ」があります。

主にシリアやレバノンなどのシャーム地方で食べられている、ヨーグルトとブルグルを使ったこの料理。

直訳すると「グリーンキシュク」という意味合いですが、フレッシュなキシュクという雰囲気。


多くの地域のキシュクは、ざっくり言うとこれを乾燥させて粉にしたりします。

その名の通り、まさに発酵させる前の未熟でフレッシュなキシュク。


混ぜるだけの簡単な料理ですが、今やアラブ料理の代表的ディップ「ホンモス(フムス)」にも負けない味わいと食べ応えのある料理です。


材料

ブルグル…100g

ヨーグルト…400g

塩…小さじ 1

パセリ…10g

ネギ…10g

ニンニク…1 かけ ~飾り~

クルミ

ドライミント

パセリ

トマト

オリーブオイル


作り方

① ブルグルとヨーグルト、塩を混ぜる。ブルグルが十分柔らかくなるまで約一晩おく。


② パセリ、ネギはみじん切りにする。ニンニクは塩を少量まぶし、ピューレ状にする。


③ ①に②を加え、よく混ぜ合わせる。塩味を調整する。


④ 皿に盛り、クルミなどで表面を飾る。食べる直前にオリーブオイルをまわしかける。


ネギの代わりに玉ねぎもよく使われます。

クルミやドライミントは一緒に混ぜ込んでもよいです。もちろんフレッシュミントでも。


伝統的には牛乳でブルグルを戻し、ヨーグルト、水切りヨーグルト(ラブネ)を加え、数日おいて軽く発酵させます。 現代ではこのレシピのように、ブルグルが柔らかくなったら OK という食べ方も一般的です。

友人のシリア人女性は、ちょっと古くなったヨーグルトで作ると言っていました。

常温で 2~3 日寝かせる人もいますが、冷蔵庫に入れておくのが安心でしょう。


たっぷりのオリーブオイルをまわしかけていただきましょう!





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