【ブリュッセル】フランスの冷凍食品「ピカール」は本当においしいのか

最終更新: 9月21日


フランスというと、何をしても、どこをとってもおしゃれで、洗練されて、あこがれの対象。

日本でフランスに関する記事などを読んでも、フランス人は●●、フランスでは●●、といった、フランス称賛記事がやたら目に付きます。

最初に言っておきますが、私はフランスは大変魅力的のある国だと思っています。

私のフランス歴は、これまでに3度の旅行で、しかもパリだけにしか滞在したことがない、単なる旅行者です。それでも(だからこそ?)また訪れたいと思う国の一つなのです。

しかしながら、日本でのフランス称賛は全くもって疑問なのです。

手放しであそこまで、みんながフランスを褒め称えるのはなぜなのか。

それはひとえにフランスのアピールが上手いのだと思います。

実際のフランス(パリ)は汚く、地下鉄は臭いし、おしゃれなパリジェンヌが長いフランスパンを抱えておしゃれな通りを歩く姿など、一度も見たことがありません。

しかしながら、フランスのアピールはいつだって洗練されているのです。

そして、それをギュッと濃縮して私達が受け取る。

その連鎖でもう一つの幻想のフランスができあがる。

聞けば「パリ症候群」なるものがあるのですね。

そんなわけで、フランスの冷凍食品メーカー「ピカール(Picard)」が日本に進出したというニュースも「あー、はいはい、またフランスね」なんてかなりの斜め目線から読んだものです。

ピカールが日本に出来る数年前、旅行中のパリを歩いていて、一軒の奇妙な店を見つけたのです。

殺風景な店に冷凍庫がずらーっと。しんとした(音楽とかは普通はかかっていない)店内には、場所や時間帯の影響かもしれませんが、お客さんが数人いるだけで、閑散とした雰囲気。蛍光灯の冷ややかな光が殺風景な風景をよりいっそう際立たせていました。

パリ在住の友人に聞くと、冷凍食品専門のスーパーとのこと。それがピカールでした。

へー、そんなのがあるなんて、言うてもフランスだな、などと思いながら、肝心の味は?と聞くと、「うーん、まぁ冷凍食品。他に食べる物がないときに仕方なく食べる感じ。」とのこと。

冷凍食品だもの。そりゃそうだよね、なんて思ったのでした。

ところがどっこい。日本でのピカールはおしゃれで絶品の料理のごとくもてはやされているではないですか(あくまでもインターネット上でですが)。

べた褒め、とはこのことです。

あー、はいはいはい、またフランスね。いや、でもちょっと気になる、なんて思っていたのでした。

と言うわけで、実際に食べてみました。

場所はベルギーはブリュッセル。

これまた旅行中にピカールを見つけて、気になっていたのを思い出したのでした。

チャンスは忘れた頃にやって来る。

とりあえず選んだのがこちら。

カモのコンフィです。

私はカモが好きなのです。そして、コンフィも好きなのです。

付け合わせはジャガイモ。

パッケージを開けるとプラスチックの容器にカモとジャガイモ、そしてソースが一緒に入っていました。

どこかで見たことあると思ったら、なんだか機内食みたい。

電子レンジかオーブンで調理出来るみたいですが、滞在していたアパートにはオーブンがなかったのでレンジで。

じゃじゃーん。出来ました!レンジで5分ぐらいチンするだけなので簡単です。

お味は…。

ふ、普通…。と言うよりも、「あ、私が今まで食べてきた数々のカモのコンフィはかなり美味しかったのだわ」と気付いた瞬間でした。

カモは柔らかいのだけど、その柔らかさは何というか、肉が死んでいる柔らかさと言えばよいのでしょうか。でも、決してまずいわけではない。普通に美味しい。

オーブンで温めれば、皮がパリッとしてもっと美味しいのかな。

ただ、これがちょっとしたレストランで出てきたらどうかなぁ。安めのお店のランチだと問題ないのかも(でも外食は全体的に結構高いので日本のランチ価格では厳しそう)。

というわけで、あくまでもこの商品を食べただけの感想ですが、私個人的には「ピカールです!」と得意気になる程ではないことが分かりました。

あ、でも、フランスに対してはどうしても厳しめな感想になってしまいます。

もう一度言いますが、普通に美味しいです。

ちなみにこの商品はベルギーでは5.99ユーロ(約735円)でした。

ベルギーの物価は安くないし、外食関連は日本は安いので、比較が難しいですが、日本の物価感覚だとちょっと高いかな、という印象。ベルギーやフランスなんかだとまぁ、こんなモンかな、というお値段。

他の冷凍食品メーカーとピカールとの間で特に価格差は目立ちませんでした。

余談ですが、ベルギーと言えば、蒸したムール貝ですよね。

お店で食べるのもいいですが、キッチン付きの宿に泊まるなら、自分で作った方が断然いいです。

スーパーだとだいたいこんな感じでムール貝とセロリなどが一緒に売っています。

密封されているので匂いはもれません。

野菜は刻んであるので、旅行中でも残りをもてあます事はありません。便利~。

鍋にムール貝と野菜、あれば白ワインなんかを入れてふたをして火にかけるだけ。

簡単です。

身が大きくてふっくらして美味しかった。正直お店で食べるよりおいしい。

しかも安い。

ムール貝にはフライドポテトを合わせるのが定番なのですが、それが出来ないのが唯一のデメリットでしょうか。

でも自分で作るとこんなことも出来ます。

残りの汁にパスタを入れてみました。

別茹ででもいいけど、今回はリビアのムバクバカ方式で。

ムール貝の旨味とモチッとしたパスタ。ぐー、おいしい。


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