デーツフェスティバルに行ってきた!

最終更新: 10月2日


この時期はデーツの収穫時期で、市場にはフレッシュのデーツが並びます。生の状態でナツメヤシが食べられるのは、産地であるエジプトでもこの時期だけ。ちょっと渋く、ほんのり甘いフレッシュなナツメヤシは、安めの柿のよう。多くは乾燥させてあのおなじみのデーツになったり、シロップにしたり、ちょっと珍しいものではコンポートにも。

10月終わりの晴れた土曜日、カイロ郊外でデーツフェスティバルが行われました。手作りのデーツの加工食品の販売や、それらを使った料理を味わえるなど、原産地ならではのフェスティバルでした!

一番の目玉は料理のデモンストレーション。チキングリルのデーツソースです。

日本では料理にみりんや砂糖などの甘みを加えるのはごく一般的ですが、エジプトでは(そして多くの国では)少し奇妙に思われます。そしてデーツ=おやつというイメージもあってか、観客は興味津々。

途中質問が飛び交ったり、写真を撮ったり、皆さん熱心に聞いていました。

作り方は簡単。まずはつけダレ&ソースです。オレンジジュース、デーツシロップ、黒蜜、オリーブオイル、塩、こしょうをよく混ぜ合わせます。鶏肉につけ込んで(できれば1時間程置く)、残りはとろみが付くまで煮詰めてソースにします。チキンはグリルで香ばしく焼きます。

パプリカ、茄子、ニンニクはグリルで焼き、ズッキーニはピーラーで薄くスライス。ドレッシングはオリーブオイル、バルサミコ酢、塩、こしょうにフレッシュナツメヤシを刻んでアクセントに。レタス、トマトなどと一緒に皿に盛り、ドレッシングをかけます。

あとはチキンを切り分け、野菜サラダと一緒に盛り付け、煮詰めたソースをかけるだけ。試食タイムには薄焼きパンの上にのせて配られました。

料理にデーツ!?と意外にも食には保守的なエジプト人も、う、うまい…と大好評のよう。人間本当に美味しいときは黙って食べてしまうものですが、誰もが静かにもぐもぐ、食べ終わってから、うまいやん!と話し始めているのでした。

食べたらコーヒーが飲みたくなりますね。デーツフェスティバルでも、もちろんコーヒーがありましたよ。でも、このコーヒー豆、ちょっと普通のとは違うと思いませんか?実はこれ、ナツメヤシの種を煎ってコーヒーにしているのだそう。

淹れ方は普通のトルココーヒーと同じように、煮出す方法。お味の方は…、正直なところ、いわゆるコーヒーの風味はありません。当たり前といえば当たり前ですが。しかし、カルダモンの風味がほんのりして、食後に少量飲むのには良さそうです。

何でもこの「ナツメヤシコーヒー」は、最近のアイデアで、まだ試作途中なんだとか。

でも、これが一般的になれば、まさに捨てる箇所ナシ!のエコナツメヤシになるのでは、と今後に注目です。

ナツメヤシは身の部分を食べるだけではなく、枝の部分を加工して物作りにも適しています。しなやかで丈夫なので、カゴなどには最適な素材。子供向けの竹割りならぬ、ナツメヤシ割り体験もありましたよ~。

もちろんお菓子もありますよ!こちらは定番デーツ餡「アグワ」を使ったお菓子。こういうのはハズレがなくて安心できますね。

こちらはデーツを使ったムサカ(ラタトゥーユのような野菜のトマトソース煮込み)のピザです。

別のブースで、デーツ入りムサカを試食したのですが、おお、悪くない!という印象でした。デーツシロップではなく、デーツそのものが入っているムサカで、独特の濃厚な甘みがトマトの甘酸っぱさによく合います。デーツが甘いなと感じる次にはトマトソースを吸った揚げ茄子がジュワリ。続いて玉ねぎがシャリッと。うん、パンに絶対合うので、このピザも美味しいだろうなぁ、と思いつつ満腹なので諦めることに。

会場にはエジプトらしく?ラクダもいました。ここだけの話ではありませんが、休日に遊びに来てはしゃいでいる子供と、働く子供。ちょっと複雑な気持ちになります。。

エジプトで簡単に手に入るデーツシロップで、我が家ではお好み焼きソースを作っています。あのオタフクソースは、原材料にデーツが使われていることは有名ですもんね。デーツシロップ、いろいろ使えますよ!



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